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synced 2025-08-15 01:57:50 +00:00
FatFs update to R0.11a.
This commit is contained in:
@@ -39,7 +39,6 @@ FRESULT f_lseek (
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<a href="rc.html#ok">FR_OK</a>,
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<a href="rc.html#de">FR_DISK_ERR</a>,
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<a href="rc.html#ie">FR_INT_ERR</a>,
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<a href="rc.html#nr">FR_NOT_READY</a>,
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<a href="rc.html#io">FR_INVALID_OBJECT</a>,
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<a href="rc.html#tm">FR_TIMEOUT</a>,
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<a href="rc.html#nc">FR_NOT_ENOUGH_CORE</a>
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@@ -49,19 +48,19 @@ FRESULT f_lseek (
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<div class="para desc">
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<h4>解説</h4>
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<p>ファイルのリード/ライト ポインタ(次に読み出し・書き込みされるバイトのオフセット)を移動します。オフセットの原点はファイル先頭です。書き込みモードでファイル サイズより大きな値を指定すると、そこまでファイル サイズが拡張され、拡張された部分のデータは未定義となります。データを遅延無く高速に書き込みたいときは、予めこの関数で必要なサイズまでファイル サイズを拡張しておくと良いでしょう。<tt>f_lseek()</tt>が正常終了したあとは、リード/ライト ポインタが正しく移動したかチェックするべきです。リード/ライト ポインタが指定より小さいときは、次の原因が考えられます。</p>
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<p>ファイルのリード/ライト ポインタ(次に読み出し・書き込みされるバイトのオフセット)を移動します。オフセットの原点はファイル先頭です。書き込みモードでファイル サイズより大きな値を指定すると、そこまでファイル サイズが拡張され、拡張された部分のデータは未定義となります。データを遅延無く高速に書き込みたいときは、予めこの関数で必要なサイズまでファイル サイズを拡張しておくと良いでしょう。<tt>f_lseek</tt>関数が正常終了したあとは、リード/ライト ポインタが正しく移動したかチェックするべきです。リード/ライト ポインタが指定より小さいときは、次の原因が考えられます。</p>
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<ul>
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<li>非書き込みモードまたは高速シーク モードのため、ファイル サイズでクリップされた。</li>
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<li>ファイル拡張中にディスクが満杯になった。</li>
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</ul>
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<p><tt>_USE_FASTSEEK</tt>が1で、且つファイル オブジェクトの<tt>cltbl</tt>メンバがNULL以外(<tt>f_open()</tt>でNULLに設定される)のとき、高速シーク モードになります。これはファイルのクラスタ配置情報(CLMT)をメモリ上に保持しておくことにより、FATにアクセスすることなく後方シークやロング シークを高速に行う機能です。高速シーク モードは、<tt>f_read()/f_wtite()</tt>の動作にも適用されます。高速シーク モードでは<tt>f_wtite()/f_lseek()</tt>によるファイル サイズの拡張はできません。</p>
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<p>高速シーク動作を行う前に、CLMTを作成しておく必要があります。これを作成するには、まずCLMT格納バッファ(<tt>DWORD</tt>型配列)を準備し、<tt>cltbl</tt>メンバにそのポインタをセットします。そして、配列の先頭要素にその配列のサイズ(要素数)を入れ、<tt>f_lseek()</tt>を<tt class="arg">ofs</tt>に<tt>CREATE_LINKMAP</tt>を指定して呼び出します。関数が成功するとCLMTが作成され、以降の<tt>f_read()/f_write()/f_lseek()</tt>ではFATへのアクセスは発生しません。<tt>FR_NOT_ENOUGH_CORE</tt>で失敗したときは配列サイズが不足で、先頭要素には実際に必要となる要素数が返されます。必要な要素数は、(ファイルの分割数 + 1) * 2 です。たとえば、ファイルが5つのフラグメントに分断されているときに必要な要素数は、12となります。</p>
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<p>高速シーク モードは、ファイルのクラスタ配置情報(CLMT)をメモリ上に保持しておくことにより、FATにアクセスすることなく後方シークやロング シークを高速に行う機能で、シーク動作のほか<tt>f_read/f_wtite</tt>関数の動作にも適用されます。ファイルが高速シーク モードの間は<tt>f_wtite/f_lseek</tt>関数によるファイル サイズの拡張はできません。</p>
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<p>高速シーク モードは、ファイル オブジェクトのメンバ<tt>cltbl</tt>(<tt>f_open</tt>関数でNULLになる)にNULL以外を設定したとき有効になるので、まずCLMTを作成しておく必要があります。これを作成するには、まずCLMT格納バッファ(<tt>DWORD</tt>型配列)を準備し、<tt>cltbl</tt>にそのポインタをセットします。そして、配列の先頭要素にその配列のサイズ(要素数)を入れ、<tt>f_lseek</tt>関数を<tt class="arg">ofs</tt>に<tt>CREATE_LINKMAP</tt>を指定して呼び出します。関数が成功するとCLMTが作成され、以降の<tt>f_read/f_write/f_lseek</tt>関数ではFATへのアクセスは発生しません。CLMTの先頭要素には実際に使用した(または必要となる)要素数が返されます。使用される要素数は、(ファイルの分割数 + 1) * 2 です。たとえば、ファイルが5つのフラグメントに分断されているときは、12要素が使用されます。<tt>FR_NOT_ENOUGH_CORE</tt>で失敗したときは、配列サイズが不足です。</p>
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</div>
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<div class="para comp">
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<h4>対応情報</h4>
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<p><tt>_FS_MINIMIZE < 3</tt>のとき使用可能です。</p>
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<p><tt>_FS_MINIMIZE < 3</tt>のとき使用可能です。高速シーク モードを利用するときは、<tt><a href="config.html#use_fastseek">_USE_FASTSEEK</a> == 1</tt>である必要があります。</p>
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</div>
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@@ -107,6 +106,8 @@ FRESULT f_lseek (
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DWORD clmt[SZ_TBL]; <span class="c">/* リンク マップ テーブル格納バッファ */</span>
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res = f_open(fp, fname, FA_READ | FA_WRITE); <span class="c">/* ファイルを開く */</span>
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res = f_lseek(fp, ofs1); <span class="c">/* 通常シーク (オープン時、cltblはNULLに初期化される) */</span>
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fp->cltbl = clmt; <span class="c">/* 高速シーク機能の有効化 */</span>
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