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synced 2025-08-23 17:55:17 +00:00
FatFs: Update to release R0.12c.
This commit is contained in:
@@ -64,7 +64,7 @@ FatFsモジュールはANSI C(C89)準拠で記述されているので、普通
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<div class="para doc" id="limits">
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<h3>限界値</h3>
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<ul>
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<li>ファイルシステム: FAT12, FAT16, FAT32(r0.0) および exFAT(r1.0)。</li>
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<li>ファイルシステム: FAT, FAT32(r0.0) および exFAT(r1.0)。</li>
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<li>同時オープン ファイル数: 無制限。(利用可能メモリによる)</li>
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<li>同時マウント ボリューム数: 最大 10。</li>
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<li>ファイル サイズ: 最大 4GiB - 1 (FATボリューム) および、事実上無制限(exFATボリューム)。</li>
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@@ -144,7 +144,7 @@ And any other options are left not changed from default setting.
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<div class="para doc" id="lfn">
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<h3>長いファイル名</h3>
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<p>FatFsモジュールは、長いファイル名(LFN)をサポートします。ファイルに付けられた2つの異なる名前(短いファル名と長いファイル名)は、<tt>f_readdir</tt>関数を除くファイル操作関数において透過です。デフォルト構成では、LFN機能はOFFになっています。LFN機能を有効にするには、<tt><a href="config.html#use_lfn">_USE_LFN</a></tt>を1,2または3に設定し、<tt>option/unicode.c</tt>をプロジェクトに追加します。LFN機能は、加えてある程度のワーク エリア(LFN操作バッファ)を必要とします。バッファ長は使用できるメモリに応じて<tt><a href="config.html#max_lfn">_MAX_LFN</a></tt>で構成されることができます。LFNの長さは最大255文字に達するので、LFN完全対応のためには<tt>_MAX_LFN</tt>は255に設定されるべきです。与えられたファイル名に対してバッファ長が不足した場合、ファイル関数は<tt>FR_INVALID_NAME</tt>で失敗します。</p>
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<p>ファイル関数に再入を行う条件の下でLFN機能を使用する場合は、<tt>_USE_LFN</tt>は2または3に設定されなければなりません。この場合、ファイル関数はワーク エリアを動的に確保(スタックまたはヒープ)します。ワーク エリアのサイズは、<tt>(_MAX_LFN + 1) * 2</tt>バイト(exFAT利用時はさらに+608バイト)になるので、スタック等のサイズはそれを考慮した十分な余裕がなければなりません。</p>
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<p>ファイル関数に再入を行う条件の下でLFN機能を使用する場合は、<tt>_USE_LFN</tt>は2または3に設定されなければなりません。この場合、ファイル関数はワーク エリアを動的に確保(スタックまたはヒープ)します。ワーク エリアのサイズは、<tt>(_MAX_LFN + 1) * 2</tt>バイト(exFAT利用時は加えて<tt>((_MAX_LFN + 44) / 15 * 32</tt>バイト)になるので、これらのメモリ消費量に注意を払う必要があります。</p>
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<table class="lst2 rset">
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<caption>LFN構成 at CM3</caption>
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<tr><th><tt>_CODE_PAGE</tt></th><th>追加コード</th></tr>
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@@ -165,10 +165,9 @@ And any other options are left not changed from default setting.
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<div class="para doc" id="exfat">
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<h3>exFATファイルシステム</h3>
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<p>exFAT(Microsoft's Extended File Allocation Table)ファイルシステムは、既に組み込みシステムや情報家電で広く使われているFATファイルシステムを置き換える目的で開発されました。exFATは、64GiB以上のSDメモリ カードで標準ファイルシステムに採用されるなど、FATに並びリムーバブル メディアの標準ファイルシステムの一つとなりつつあります。</p>
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<p>exFATボリュームでは、FATボリュームで制約となっていた4GiB以上のサイズのファイルを扱え、ファイルシステムのオーバーヘッド(特にファイル アロケーション ディレイ)も大幅に低減され、書き込みスループットがFATより向上しています。しかし、現リビジョンのFatFsでは、実装上の理由から不連続ファイルへのサイズ拡大を伴う書き込み時のとき、スループットがFATより低下します。<tt>f_expand</tt>関数による連続領域の割り当て機能は、この問題の回避に有効かもしれません。</p>
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<p>exFATはマイクロソフト社が開発したものなので、マイクロソフト社はexFATについていくつかの特許を保有しています。FatFsのexFAT機能は、それの US. Pat. App. Pub. No. 2009/0164440 A1 に基づいた実装です。このため、商用製品でexFAT機能を利用する場合、製品の最終仕向地によってはライセンスが必要になります。最近のFATドライバの多くはexFAT機能を含んでいるため、それらの使用に当たってライセンスが必要になりますが、FatFsは構成オプションでexFAT機能を任意にON/OFFできるため、無効にしてライセンス問題を回避することもできます。</p>
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<p><em>exFATを有効にすると、FatFsモジュールのC89互換は失われます(64ビット整数型が必要なため)。</em></p>
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<p>exFAT(Microsoft's Extended File Allocation Table)ファイルシステムは、既に組み込みシステムや情報家電で広く使われているFATファイルシステムを置き換える目的で開発されました。exFATは、64GiB以上のSDメモリ カードで標準ファイルシステムに採用されるなど、FATに並びリムーバブル メディアの標準ファイルシステムの一つとなっています。exFATボリュームでは、FATボリュームで制約となっていた4GiB以上のサイズのファイルを扱え、ファイルシステムのオーバーヘッド(特にファイル アロケーション ディレイ)も大幅に低減され、書き込みスループットがFATより向上しています。</p>
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<p>exFATはマイクロソフト社が開発したものなので、マイクロソフト社はexFATについていくつかの特許を保有しています。FatFsのexFAT機能は、それの<cite>US. Pat. App. Pub. No. 2009/0164440 A1</cite>に基づいた実装です。このため、商用製品でexFAT機能を利用する場合、製品の最終仕向地によってはライセンスが必要になります。最近のFATドライバの多くはexFAT機能を含んでいるため、それらの使用に当たってライセンスが必要になりますが、FatFsは構成オプションでexFAT機能を任意にON/OFFできるため、無効にしてライセンス問題を回避することもできます。</p>
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<p><em>exFATを有効にすると、FatFsモジュールのANSI C(C89)互換は失われます(64ビット整数型が必要なため)。</em></p>
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</div>
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<div class="para doc" id="reentrant">
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