f_fdisk

物理ドライブを分割します。

FRESULT f_fdisk (
  BYTE  pdrv,       /* [IN] 物理ドライブ番号 */
  const DWORD* szt, /* [IN] 区画サイズ テーブル */
  void* work        /* [-] ワークエリア */
);

引数

pdrv
分割する物理ドライブを指定します。これは論理ドライブ番号ではなく、ディスク関数に渡される物理ドライブ番号です。
szt
区画サイズ テーブルの先頭項目へのポインタを指定します。
work
ワークエリアへのポインタを指定します。サイズは_MAX_SSバイト必要です。

戻り値

FR_OK, FR_DISK_ERR, FR_NOT_READY, FR_WRITE_PROTECTED, FR_INVALID_PARAMETER

説明

この関数は、指定された物理ドライブのMBRに区画テーブルを作成します。区画分けは一般的なFDISK形式で行うため、最大4つの基本区画を作成することができます。拡張区画には対応していません。区画サイズ テーブルにはドライブをどのように分割するか指定します。この配列は4つの項目から成り、先頭の項目が1番目の区画のサイズを示します。項目の値が100以下の場合、その区画のドライブの総容量に対する割合をパーセント単位で指定します。100を超える値の場合はセクタ数の直接指定になります。ドライブ上への区画の配置順は、項目順になります。

対応情報

_FS_READOLNY == 0_USE_MKFS == 1_MULTI_PARTITION == 1 のとき使用可能です。

使用例

    /* ユーザ定義のボリューム管理テーブル (_MULTI_PARTITION == 1 のとき必要) */

    PARTITION VolToPart[] = {
        {0, 1},    /* "0:" ==> 物理ドライブ 0, 第1区画 */
        {0, 2},    /* "1:" ==> 物理ドライブ 0, 第2区画 */
        {1, 0}     /* "2:" ==> 物理ドライブ 1, 自動検出 */
    };
    /* 新しい物理ドライブ(0)の初期化 */

    DWORD plist[] = {50, 50, 0, 0};  /* 第1区画,第2区画それぞれに50%ずつ割り当て */
    BYTE work[_MAX_SS];

    f_fdisk(0, plist, work);                   /* 物理ドライブ 0 の分割 */

    f_mkfs("0:", FM_ANY, work, sizeof work);   /* 論理ドライブ 0: のフォーマット */
    f_mkfs("1:", FM_ANY, work, sizeof work);   /* 論理ドライブ 1: のフォーマット */

参照

ボリューム管理, f_mkfs

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